部活の顧問め!いまにみてろよ、こんちくちょー!

中学高校と柔道部だった私。何度顧問に殺意を覚えたことか。社会人になってからは「部活の顧問」のような人には、めったに会うことがない。でも今日会いましたよ。ええ、スカイプの英会話レッスンで。思わず心の中で

「ぎゃー!顧問がいたー!!」

って叫んでしまいました。

見事二人目の顧問に認定
ようは僕のなかで付けた勝手なあだ名なんですけど定義としては

「ひたすら相手の事を考え、指導してくれるプロフェッショナルな人。が、あまりにもプロフェッショナルな為、厳しいことを要求されることも多くそれが部活の顧問を彷彿とさせるため、このあだ名がついた。」

という感じです。ちなみに僕のなかで顧問とよんでいる人はもう一人いて、整体の先生で元トライアスロンの選手という方。どの病院に行っても治らなかった僕の膝を治してくれた人です。その方に続き見事?二人目の顧問認定となりました。それがワンズワードオンラインのBeejay先生です。パチパチ

心の中なかで涙し、こんちくちょーと叫んだ

初回は簡単な自己紹介をし、しばしフリートーク。すると顧問はすぐに僕の弱点を見抜きました。(えーここからは実際はこんな言い回しでありませんが、僕にはもう顧問にしか見えなかったのでこう聞こえたということにしておいて下さい。)

「OK あんたはリスニング力が足りない。じゃ、これ。聞いてみて」
「は、はい」

顧問がリスニング素材を元に、いくつか質問してきます。それに答える私
「う〜、The、、The woman、、、」
「発音が違うっ!!woman!」
「ひーっ、え、えっとwoman」
「違う!ていうか声が小さい!でかい声でないの?」
「woman!」
「よし!次!」

今までの先生は発音が違っても後からチャットで教えてくれたりする方法が多かったのですが、顧問は僕が言ってるそばからビシバシ修正が入ります。完全に部活モードでした。そして今日は二回目のレッスンです。最初の挨拶から気合が入ります。ワザと声を張る自分。

「けっ!俺の大声で顧問のパソコンのスピーカーなんて壊れてしまえっ!!」

心の中だけでそう思いつつ、レッスンは進みます。今回もリスニングから。

「じゃ、これを聞いてみて」
「はいっ!!」
「聞いたら大事な要点10個言って」
「じゅ、じゅこも、、?」
「そ。だだし何回聞いてもいいわよ。はい始めっ!」
「お、押忍!!」

早速リスニング開始。が、速い。男性と女性が会話をしているのですがとにかく早口。三回繰り返し聞いた時点でエネルギーがほぼゼロ。

「もう理解できたの?」
と顧問
「た、たぶん。(これ以上聞いても無理かも、、集中力が、、。)」
と部員

「OK じゃあ10個言ってみなさい」
と促され、とにかく思いつくままに英語で説明する自分。リスニング素材を聞いて、その後分かったことを言うというレッスンは他の先生の時にもやったことがあります。もう必死です。

「えーっと、男性と女性が話をしていました。」
「OK それから?」
「あ〜、う〜、チャリティーの話で、男性が女性に何かを頼みました」
「OK それから?」

僕が何かをいうたびに、それをチャット欄にタイピングしてくれる顧問。

「OK はい、これで10個ね」
と言われ、ホッとしました。10個言えた!心の中でガッツポーズです。が、その直後でした。

「ちゅーかさ、私最初になんて言った?」
「は?(ほ、褒めてくれない、、汗)」
「なんて言った?」
「あ、えーっと10個分かったことを言うのでは、、?」
大事な要点を10個って言ったよね?」
「!!!」
「あんたが最初に言ったやつ。男性と女性が話をしていました。これのどこが重要なのよ!」
びしーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
「ぎゃー!!こ、顧問がいたー!!」
そう叫んだ瞬間でした。一瞬にしてあの苦しい苦しい部活時代が頭のなかに蘇りました。

「ぬぐぐぐぐ、、いつかぎゃぶんと言わせてやる、、こ、顧問め」

そう思うと同時に悔し涙が出てきそうになるのを必死にこらえ、レッスンを続けました。

現状は三割である
「いい?重要ってのは人の名前!場所!時間!何をするか!」
「つまり、、いつ?どこで?だれが?なにを?みたいなこと、、ぼそぼそ」
「そうよ!ていうか声が小さい!!!ピピピピ(後ろでボリュームを上げる音)分かったの?分からないの?」
「わ、わかったであります!!!押忍!!!」
「じゃあ女性が名前は?なんだった?!!」
「!!きゃ、キャシー、、、」
「男性は?!!」
「ほへ?」
「男性の名前は?!!!」
「、、、、冷汗(そんなこと言ってる場面あったっけ)」
「まったく。はい、リスニング素材のテキストね。声に出して読んでみて」
「押忍!」
読むとそこにはしっかり男性の名前が。それも何度も。読み終わると顧問には

「、、、あんた読むの遅いわね」

という評価をいただきました。そして最後に

「今回のリスニング素材を死ぬほど聞くこと。テキストもがんがん繰り返し読むこと」

という宿題を出してもらい、レッスン終了。

顧問曰く、今回のこのリスニング素材でいえば、あなたは全体の三割しか理解できていないとのこと。ただなんとなく男性が女性に何かを頼んでいるな〜ぐらいの流れは分かっても重要な点を聞き取ることが出来ない。それが今の自分です。そんなにはっきり言われると分かっていてもショックです。

貴重な存在
しかし初めて会話をして10分ぐらいでリスニング力が弱いことを見抜き、徹底的にそこにフォーカスしたレッスンをしてくれるBeejay先生。恐るべし。そして(本人が本気で望む限り)「こいつのリスニング力を向上させる」そのことだけに集中し、生徒に好かれたいとか友達みたいな雰囲気でとか一切考えていないあの態度。僕のなかではまさに顧問です。

正直この人に会うまでの英会話レッスンは「楽しく会話しつつ」の部分が多過ぎたのかもしれません。少しずつは上達するだろうが、どの程度効果あるのだろうか?とさえ思っていました。顧問のレッスンは毎回泣きたくなりますが、負荷が絶妙なのは自分でも分かります。

「くそー!いまにみてろ!こんちくちょー!!」

そんなふうに思う先生います?貴重な存在です。

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