5秒醤油ごめんね その2

カウチサーフィン初ホスト二日目です。

もうどうにでもなれ
三人で朝食を食べながら、今日の予定の話に。昨日の夜はもう二人だけで行動してもらおうとも思っていたのですが、

「英語が通じなくてうんざりされてもいいから、二人と一日過ごしてみよう。」

と腹をくくり、僕が東京案内をしますよと伝えます。

もっと安いのはないか?
とりあえず新宿につき、さあどこに観光しにいこうかと思い
「じゃあ、浅草行ってみる?」
と聞くも、イマイチ反応が薄い。
「築地にする?秋葉原?両国も面白いかもよ」
と聞いても、電車賃はいくらかかるんだ?入場料は?とのこと。
「先にお昼食べようか?寿司食べてみる?ランチ800円だよ〜」
と提案してみても、渋い顔でう〜んもっと安いのはない?と聞き返してきます。むむ、これはもしかして。

こういう旅のしかた

そう、彼らはバックパッカーで低予算の旅をしているのです。今思えば気がつくのおせーよと思いますが、あの時はまあ英語が通じない夢を二回も見たぐらい緊張していたので仕方が無いかな。というわけで東京案内のミッションも

「新宿から歩ける範囲でしかも金が一切かからない日本を観光できる場所。」

に変更。調べたら東京都庁に展望台があるらしいのでそこへ。入場料無料!いい景色。

都庁展望台
その後新宿でお昼ご飯。僕がこれは?と提案するもまたも渋い顔の二人。二人がドイツ語で話し合いを始めます。10分ぐらいウロウロして、やっと450円のマグロ丼か350円の牛丼の二択に。が、ここでも話し合い。この時点で僕の中の脳みその回路がなんかおかしくなりました。昨日からの緊張も手伝って変なテンションへ。二人が話し合いタイムに入るたびに

「やっぱ日本人と全然違う。面白い!」

なぜか急に二人が愛おしくみえてきます。やっとマグロ丼に決まり、店に入るも

「外にあった290円のメニューはどこ?」

と聞かれました。ま、まだ高いと思っていたのか!と心の中で思いつつ、それは生ビールの値段だよというと顔を見合わせる二人。で、また二人のドイツ語話し合いターイム。で、結局マグロ丼はやめて店を出て牛丼店へ変更。

5秒醤油ごめんね

「もう僕がおごるよ!って言えばよかったかな〜。でもなんかそれも違う気がするな〜」

と思いつつ、三人で牛丼を注文。聞けば二人は大阪方面からずっと東京に向かって旅行してきたらしい。京都でなに食べたの?と聞くと「カップラーメン」という返事。す、すごい生粋のバックパッカーだ。お、面白すぎる。そこへ牛丼が出てきました。するとドイツ人男性がサラダドレッシングを牛丼にドビュ〜
「!!!!!!!!!あっ、、、、そ、れ、は、、」
が、時既に遅し。今思えば、この時点で僕の脳みそはショートしてしまっていたのかもしれない。そこに立て続けに
「これは醤油?」
と聞いてくる男性のマリアンさん。
「そ、そうだよ」
と答えた瞬間おもむろに牛丼に醤油をどばーーーーーー

「!!!!!」
あまりに突然すぎて、完全に思考停止、何も言えなくなってしまう自分。

どばばばばーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ああ、なぜあの時、自分はストップ!と言えなかったのか、、、。本当にほんとうにゴメン。僕が日本をガイドし慣れていないばっかりに、ああ。美味しいという女性のユリアさんの横で無言のマリアンさん。もしも、もう一度会うことがあったならこの事を謝りたいと思います。

徒歩徒歩の観光

明治神宮

昼食後は、新宿から徒歩で原宿の明治神宮へ。神社を観光し、帰りは原宿駅前を通り竹下通りへ。徒歩でまた新宿までもどり今日の観光はお終い。あーいっぱい歩いた。全部タダだった!

夕方からは、僕の彼女も合流し家でみんなで夕食。ご飯に味噌汁、お刺身を何種類か用意して腹一杯食べました。男性のマリアンさんはワサビが気に入った様子。いろいろな意味で刺激的な一日でした。

つづく

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